キャッシュフロー表とは?
キャッシュフロー表は以下のようなものです。
・ご家族の年齢(緑)が一番上段に記載されている
・収入(青)・支出(赤)の各項目が上から順に並んでいる
・1年単位の収支の合計が一番下段に記載されている
キャッシュフロー表で何がわかるのか。
キャッシュフロー表を作成すると例えば以下のようなことが見えてきます。
お客様に伝わりやすいよう、実際の診断書に載せる形式でいくつかご紹介します。
①現在(基準年)~○○様が60歳で定年を迎える20××年まで
重要なライフイベントであるマイカー買換え、××様の結婚資金援助を考慮しても年間収支はプラスとなります。この期間、貯蓄残高は増加していき、2025年には約3,600万円の貯蓄残高となります。
②○○様の公的年金の受給開始2031年~××様の公的年金の受給開始前2032年まで
○○様の公的年金約210万円の支給が開始されるとともに、住宅ローンの負担110万円の負担が無くなります。ですが、公的年金を支出が上回っているため年間170万程度の赤字が予想されます。マイカーの買換えを予定どおり実施する場合にはその分の赤字額が加わります。
分析結果をもとに家計改善診断書を作成します
作成したキャッシュフロー表を分析し、改善点やそのまま継続していただきたいポイントをまとめた、お客様ごとオリジナルの家計改善診断書を作成します。家計改善診断書には例えば以下のような内容が記載されます。
【例1:老後資金の確保のためのアドバイス】
分析の結果、現状のまま対策を実施しない場合、年間収支は2026年にマイナスとなります。また貯蓄残高は2035年に底をつくことが予想され、老後資金の不足額は1,526万円となります。これらの不足を補うために具体的な対策が必要です。
一般的にキャッシュフローを改善するためには
①収入を増やす(例:継続勤務(再雇用制度)、資産運用など)
②支出を減らす(例:保険の見直しによる保険料の削減、住宅ローンの繰上げ返済による利息の軽減など)
のいずれか、もしくは両方の対策が必要となります。
【例2:保険の見直しについてのアドバイス】
現在加入しているすみれ生命の定期保険について補償額が妥当であるかを検討するために、上記のように○○様が現時点(2020年初)で死亡した場合の必要保障額を計算しました。
○○様死亡時には、××様は遺族厚生年金(年間825,000円)を生涯にわたって受給することができます。また、××様が64歳に達するまでの間、中高齢寡婦加算(年間586,300円)が支給されます。××様が65歳になるとそれ以降、中高齢寡婦加算は支給停止となりますが、××様自身の老齢基礎年金(年間630,000円)が生涯にわたって支給されます。
これら公的年金の合計額に、現在の預貯金残高と予想される死亡退職金を加えた場合の収入金額と、今後の支出金額となる、××様の生涯の生活費、住宅維持費、その他予備費の合計を比較すると収入金額が支出金額を上回る結果となっております。
加えて、住宅購入時に組んだ住宅ローンについては、団体信用生命保険に加入しているため、○○様死亡時にはその時点で完済されます。よって、それ以降の住宅ローンの返済はなくなります。
以上のことを総合すると、現時点においては公的年金のみで○○様死亡時の保障はまかなえていると考えます。
つきましては、現在加入しているすみれ保険の定期保険の解約をご提案させていただきます。
これによりの年間保険料324,000円が節約可能になります。
いかがでしょうか。少しはイメージがつかめたでしょうか。
初回面談は無料で実施しております。
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